みんカラ時代にもちょっと話しましたが、
86/BRZでドリフトするとなるとフロントの切れ角も問題ですが、一番厄介(かもしれない)のがリアサスのストローク不足だと思っています。
純正でも有効ストロークは100mm程度しかありません。グリップだったら使う車高調、伸びと縮みの量、バネレートを吟味すればうまくバランスできるのかもしれないけど、オンロードのドリフトはどっちかっていうとラリーカーの足に近い特性が必要になると思っていて、こんなストロークではとても実現できません・・・
ネットで調べてみると、リアサスのストローク不足について触られてて、じゃあとにかく長いの入れればいいじゃんってことで、ストロークアップアダプターとか、ロアアームとかもでてるし、ロドスタ系のアッパー形状にして長めのショック使ってる車高調も出てる様です。
ドリフト界隈で有名な車高調だとDG-5が真っ先にやったんじゃないですかね。
ただ最近は長いのぶち込んでストローク確保すればそれでいいのか?ってちょっと疑問に思ってる部分があって、
BRZのリヤサスにはレバー比があるということ。HKSの車高調のデータについてくる資料だと1.28っと書いてあります。
簡単に言うとタイヤが10cm上下しても、ショックは7.8cmくらいしかストロークしてない。ストローク節約できてお得じゃんって思うかもしれないけど、それは微小なストロークでもきっちり減衰力だしてくれるショックありきの話で…
さらに、レバー比があるとショックのストロークスピードも変わる(タイヤの動きよりも遅くなる)ので、より低速の減衰がでにくかったりする・・・はず。
だからどれだけストローク増やしても、シルビアとかBMWみたいなのに比べたらショックのストロークスピードが2割くらいは遅くなってるのは無くならないし、そこらへんのクルマよりも微低速域が微々低速になってるのは確か。
同じ割安メーカーの車高調を組んだとしてもシルビアよりも86BRZは低速域の減衰力が出づらい傾向にあると思います。
・・と思って、お膝元のStiが作ったクルマをみてみたらやっぱりねっていう回答がありました。
GRBのR4車両から使われているアームで、NBRのVABとか、STiが絡んだ車両はみんなこれ使っているみたいですね。
STiは2010年ころからスバルのダブルウィッシュボーンのだめなところを把握してた様ですね。
ショックストロークを伸ばしながらレバー比も落としてリニアにダンパーを利かせる→減衰が出やすいし外乱に強い足ができるって感じですかねこれ。
もちろんこの長さのショックが必要になるわけですが・・・
ただ実際これ買うとなると構造変更必要なのとセットで10万超えるのでちょっと手がでないっていうのと、
自分のBRZの場合、バンプストロークの余裕がタイヤとフェンダーが天井になってて平時から約45mmくらいが限界+1Gからの伸びが40~60mmあればいい(コースと乗り手の好みで変わる)ので、いろいろ計算すると純正同等のストロークがあれば近いものがつくれるんじゃねっていう結論にいたりました。
そんなわけで純正アームとクスコのラテリンに犠牲になってもらい、レバー比1.2Verと1.15verをつくってみました。
自分の算段だとドリ車ならレバー比1.2の場合ストロークは80mm以上、1.15の場合100mm以上のショックストロークがあればあとはバネの組み方合わせればいけそうっていう結論になりました。
とりあえず今現在は1.15仕様で様子みてますが、同じ減衰ダイヤル位置でも減衰力の出方が変わりました。出てほしいところは出てきた感じがありますが、細かい振動も拾ってしまっている感じも同時にでてきてしまいました。
レバー比すごい。
まあそれも実は良し悪しなのでまだまだ要検証ですが・・・
↓後日テストしてきました↓
色々ある車高調との適合考えると1.2でもいいかもしれません。あとはレヴォーグとか現行レガシィとかのラテラルリンクはBRZの純正位置から10mm外側オフセットされてるので微妙な違いですが構造変更がきになる人は試してみてもいいかもしれません・・・というか誰か試してほしいです(笑)
自分で穴あけれる人はあけてみてもいいですし、Stiのは高いけど似たようなもうちょい安めでストラットの穴の位置変えれるアームもあるので車高調のリセッティング上等って方はぜひやってみてはいかがでしょう。
みたところRastyさんとこのが調整幅大きくていいかな?と思います。
Stiの次にお値段張りますが・・・