今まで作っていたラルグスの別タン低バネレートバンプ増しセットなんですが・・・
全然ラバーセッティングがでねえ!
まず記事で作ったラバーは硬すぎて全然ダメでした。。。
やはりバンプ増しはバンプタッチのGのタイミングを考えるのも大事ですが、タッチしてからどのくらいのバネレートに推移して、トータルでどれぐらいの耐荷重をもつのか目算がたたないと難しい・・・
ちょっとほっそいの作ってみたりしたがさしてかわらず・・・
やはりバンプラバーそのものの素性がわかってなければやみくもに盛ってもダメだなと痛感しました。
何Gで当てるかの考え方は間違ってなかった・・・とおもいたい。
ひとまず完全にラバーカット迷子状態で、無駄にD-MAXのラバーを切りまくるわけにもいかないので新規にバンプラバーを買い、ちょっとした実験をしてみました。
※非常に危険です。マネしないでください。
4kのスプリングと重ねてプレスでつぶして、バンプラバーの潰れ代と4kスプリングの縮み代を照らし合わせて逆算することにより、バンプラバーの疑似的なバネレートが算出できるのでは?・・・という実験もとい闇のゲーム。
ここまではわりとすんなり畳めたんですが、この後の2段目、3段目のジャバラを畳む前に4kのスプリングがかなりストロークしたのち、吹っ飛びました。
めちゃくちゃ怖かったです。
危険と引き換えに、D-MAXの汎用バンプラバーのつくりがちょっとわかりました。
あいかわらずの手書きでごめんなさい。
えっと図のようにD-MAXのバンプラバーは、
上約半分が2kのレートで20mmストロークして、10mmくらいで硬くなってパッカー(ストロークを制限してダンパー保護や車両姿勢を決めるバンプラバー)化
下半分は基本的にはパッカーの役割をはたしてくびれ部分は大入力時の吸収部
・・・になってるとおもわれます。
レートの表記も寸法からの平均値だしただけなので、前半部分は均等に2kでるかといわれるとまちがいなく違うと思います・・・
とりあえずいえることはバリアブルレート部分は先端側だから、低バネレートセッティングでD-MAXのラバーをつかってバリアブル領域を作るときは先っぽ残そうねっていう事。
自分は前後分とも先っぽ切り落としちゃいましたが・・・
それとこの図を見てわかるとおり、
別タンのリヤで6k使った場合、1Gからの縮みストロークは30mmくらいしかないので、別タンでバンプ増ししようとすると1G時点でギリバンプタッチするかしないか・・・みたいな車高調になってしまいます。
ので別タンでのバンプ増しは無理!という結論になりました。
そもそも8kのストローク25mm程度の容量を6kで再現するならバンプラバーほとんどいらないっていうね・・・
ので、もっと低レートで別タン8kと同じものを作る!という決心をしまして、
あらためまして、こちらが低レートスプリングバンプ増し(?)仕様のBLITZダンパーです。
BLITZツルシの4kを使い、バンプタッチは0.3~0.4Gでスタート、タッチ後はだいたい6kで20mmほどストロークしてパッカー領域に入ります。
振動周波数は自分計算で約2.28Hzで、耐荷重はおよそ1G(フルストロークなら2G)。
副作用として振り出しとか振り返しがダルくなったり、踏み始めのレスポンスが遅そうではありますが、ウェットグリップの担保部分があるので安定してドリフト姿勢が作れそうです。
まじでバンプ増したんか?って感じですが、今回は37.5mmで切り出しです。もう5mm増しでもよかったかも?
BLITZのツルシのバンプラバーって何ミリだったっけかな・・・35だったか40だったか・・・40ならバンプ減りですね。
ラバーの太さが違うけど、1Gはこんな感じ。
こちらに交換後、助手席の人からは前よかマシになったと感想をいただけたので、
改めて低レート+バンプ増し化は完了となりました。
さて、余った別タンですが・・・・
なんとかモノにするべく、
新しい実験の被験体になっています。
次回からは多分新シリーズ。