結局低レート化をあきらめて行き場のなくなってしまった別タンですが、出血覚悟でいっそこいつをツインスプリング化してしまおうという決意をしたのが8月の後半。
低レートの記事の時のようにやりながら記事を書いていこうと思っていたんですが・・・
ハマリすぎて書きだせなくなってました
さすがにそろそろ記事にしていかないとTwitterで吐くだけ吐いておわりみたいな感じになりかねないので失敗談というか、やらかしっぷりを順に書いていこうとおもいます。
さて、ツインスプリングでなにしたいかっていうと、乗り心地よく、走りもイケてるドリ車の足を作ろうって思ってツインスプリングに着手しました。
※ここでいうツインスプリングはサブスプリングも接地状態では線間密着しないスプリングを使ったセッティングのことをいいます。
最初はそんくらいほわっとした気持ちでした・・・ほんの遊びだったんです・・・
プライマリースプリングの購入先として選んだのはBESTEXさんです。
ラインナップが豊富にあり、比較的リーズナブル。
・・・事前に調べた限りだとプライマリースプリングの評判はイマイチでしたが、
みんな手をだすならこれだろうし、これでカタチにできなければ普及もしづらいかと思ったので人柱的な意味合いもこめてあえてチョイス。
画像のものはID63で線間密着350kg、レートはおよそ15kgのもの。
選んだ理由はこの時は理屈めいたものは大してなく、先に86でツインスプリングをしていたお方がBaseMというお店のオリジナルスプリングでレート15k、密着375kgのものを使用していたので似たスペックを買ってみようと思ったから。
この時合成レートはとりあえず今の6kを目安にしてメインを合わせればいいだろーくらいな考えで合成レートが6kになるようにメインスプリングは10kをチョイス。
冒頭の画像のピンクのやつです。こちらは昔D1でも活躍していた方がオーナーの326Powerのチャラバネ。
なんとか密着させられました。しかしかなりギリ・・・
で、これでどんなもんかと車両に組み付けてみたんですが、
・・・
漂うコレジャナイ感。
いや段差とかはシングル6kよりマイルドだし、一定速で走っているときの後頭部の揺さぶられ感も少ない。
・・・だがいかんせんレート感が強い。
バンプタッチはしてないが、なんかこう、昔先輩がチェイサーに乗ってた時にワンオフで組んだハイパコスプリング+BILSダンパーの様な奥深いけどレート高いから跳ねる・・・みたいな感覚。
改めて計算してみる。
自分のBRZの後輪バネ上荷重はだいたい200kg
接地でプライマリースプリングはあと150kgで密着し、メインレートになる。
150kgをメイン8kで割ると18.75。ストローク18.75mmで線間密着する。
この時は縮みストロークは30mmで作ったので、合成レート領域は18.75mmでメイン領域は11.25mm。
実際ツインスプリングはV-TECみたくガラッとレート感がかわらず、気が付いたらメインぽくなってますって感じの乗り味だから、こうやって分けて計算してもその通りの耐荷重かどうかは微妙なんだけど、ざっくり耐荷重を計算すると、
(18.75×6)+(11.25×10)=225
・・・225kg!?
接地してから1G超かからないとバンプタッチしない・・・
ドリフトじゃそこまでいらねーよ・・・
合成レートだけシングルスプリング状態と同じに設定して、サスペンションのもつ耐荷重量を考えて作らなかったせいで
キャパは多いものの、なかなかにハードな乗り味になってしまった・・・最初の失敗である。
しかしこのときは耐荷重の考えがイマイチわかっていなく(レートを追いかけすぎていた)
かつ、プリロードの使い方を誤解していたので、
プライマリーもメインも硬くしすぎた!プライマリーもメインもレートを下げればいいのでは?という考えになり、さして深く考えもせず新しいスプリングを発注するのであった。
その2につづく