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整備士くずれの日々徒然

元整備士が工具について語る【0話】

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このブログを見に来てくれる人って大体が車に興味がある人だと思うんですが、みなさん自家用の整備って自分でされてますか?

 

ここでは12年ほど整備士として働いた自分がどんな考えで工具をそろえていったかっていう話と、実際に使っていた工具についてのレビューみたいなのをぼちぼち話していきたいと思います。

これから整備士になるぞって人だったり、自家用車の整備用に工具を揃えようかな?と考えてる人の参考になれば幸いです。

 

 

 

話す人の経歴

まずは工具の話する前に自分がどういう環境で、どういう車種をいじってきたのかのお話をしておきます。

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改めて自己紹介をしますが、某水平対向が得意なお店のメカニックとして12年ほど国産小型車を整備する仕事についていました。

取り扱う車両は軽、5ナンバー、3ナンバー乗用が多かったですね

資格=メカニックの実力・・・ともいいきれない部分はありますが、資格としては国家2級整備士+メーカーの検定1級+検査員の資格くらいです。

車が好きで始めた仕事だったので、自家用車はGDB→GRB→ZC6と乗り継ぎました。スポーツカーばっかりですね。

レースメカもやってみたくて、会社経由でいけるモータースポーツに志願していた経歴があります。

願いかなって、2014年ころに全日本ラリーのメカニックとしてチームに参加していたこともあります。

整備の腕の方は・・・自己評価でも丁寧な作業とは言えないメカニックでした(笑)

なるべくとっとと作業を終わらせて、ガンガン仕事を回したいタイプのメカニックでした。

こんな感じの元メカニックのお話になります。あらかじめご了承ください。

使っていた工具は主にKTC、スナップオン、MACツールあたりです。

エビやTONE、Kokenやアストロプロダクツの工具も一部使用していました。

話のネタになる工具もここら辺が多いかと思います。

 

 

工具を買う前に【有名メーカーについて】

まずは工具をそろえるにあたり、どういった工具をどこのメーカーでそろえれば満足に作業ができるようになるのか、という話になるかと思いますが、まず先に色々ある工具メーカーについて話しておきたいと思います。

有名なところだとやはりスナップオン、マックツール、KTC。ここ数年で有名になってきたのはTONEあたりでしょうか。

全社2社はアメリカのメーカーです。

自分が整備士時代には主にスナップオンとマックツールで工具を買うことが多かったです。

じゃあこれから整備士やるよってひとはともかく、プライベーターも良い工具でそろえるべきなの?って話になるとおもうんですけど、そのまえにこのあたりの有名どころの特徴と実際の使用感を説明しておきます。

 

 

スナップオン

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https://www.google.com


工具に興味のある人の大体が聞いたことはある高級輸入工具。アメリカ空軍御用達とかなんとか。そこらへんの歴史はおいといてフランクドライブという機構でネジのナメに強いソケットが有名。

セールスバンという工具つんだ箱バンが整備工場を回って整備士に直売りっていう販売スタイルをとってるのでホームセンターとかでは買えない。

正規ルートで購入すると大体の工具が永久保証なので、常識的に使っていてソケットが割れたり、メガネが割れたりしてもタダで交換してくれる。(例外もある)

個人的にはとにかくソケットが使いやすい。握りものはそこそこ。ドライバーは微妙。

ブレーカーバーやバールといった長物はしなる素材を使っているので使用感に好みがわかれる。

 

マックツール

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https://www.google.com

高級輸入工具メーカーその2。

実際は他の工具のOEMが多かったりする。

ソケットやレンチはマックエッジというネジ舐め防止機構を売りにしているが、個人的にはネジの頭にエッジが当たった痕ができてサビの温床になり、数年後に面倒な状態になったりしたのでイマイチだと思っている。

こちらもスナップオン同様保証がついているので割れたり折れたりしても安心。

エアツールに関しても定額保証というのがありたしか5000円だか8000円だかでほぼ新品に近い状態に戻るフルオーバーホールまでしてくれる。

国内で流通しているドライバーはヴェッセルのOEM品なので+と-の溝の規格が日本のネジ頭にぴったりフィットしてかなり優秀。本家ヴェッセルよりもいいところは柄のカラーリングが変えられるのとプラスドライバーの頭が砕けてもタダ交換してくれるところ。

バール等の長物に関しては硬くしなりにくい素材がつかわれていて、力が逃げにくい。

個人的にはプロユースならドライバー、エアツール、長物はMACだよねーと思ってる。

 

KTC

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国産工具での有名どころ。使用にたる十分な耐久性と精度を出し且つ輸入工具よりもお安い安定安心のメーカー。

上位モデルにネプロスというラインナップもあるが、ちょっと高めになる。

いずれも保証はないので壊れたら終了。

ディーラーとかに勤めると支給工具としてわたされるのがここらへんになる。

プロユースに耐えうるだけの制度と耐久性はあるので優秀なんだけど特徴も大してないところはある。ガンダムでいうとジェガン。

 

 

TONE

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https://www.google.com

KTCと並ぶ国産メーカー。トネと読むらしい。

最近やたらモータースポーツのスポンサーロゴでよく見る。

ホームセンターで買った30ミリのインパクトソケット以外正直あまり使ったことが無いので使用感については語れません。ソケットは悪くなかったです。

値段もKTCとどっこいくらい。

 

 

 

 

前者2社の良い所はなんといっても保証が手厚いところ。

正直自分が整備士時代にスナップオンとマックツールで工具を買うのは保証あるからっていうところが大きかったです。あと買いに行かなくても会社に来てくれるところ。

KTCは会社の支給工具でしたが、保証がないだけで使用感は全然問題ありませんでした。

特別KTCだったから駄目だったとか、スナップオンだからこのネジが緩められた!とかそういうのはないです。

あやしそうなネジが緩められないトラブルの原因は、あらかじめ浸透潤滑剤を吹いてないっていう事前の準備が足りていないか、工具の当て方がよろしくないっていう方が比重は高めでした。

 

 

勝手に推奨メーカーは・・・

結局なにが言いたいかというと、ほぼ毎日工具を持つことになって、消耗スピードが尋常じゃない整備士っていう立場以外でスナップオンとかマックツールに手を出す必要はあんまりないんじゃない?ということ。

あくまで個人的な意見ですが、整備士以外ならKTCかTONEで十分すぎるでしょう。

 

とはいえKTCもTONEもセットを気軽に買える値段のメーカーでないことは自分もしっているので、もうちょい安いメーカーの物でもサンデーメカニックであれば大丈夫じゃないかなあと思います。

今後また別の記事で、自分が整備士1年生のころにそろえた整備セットを紹介していこうかと思います。

 

つづく

 

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