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整備士くずれの日々徒然

車高調を分解してわかったこと

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先日分解したラルグスの別タンの組み上げが無事おわりました。

 

相当グダりました・・・やはりオイルのエア抜きが難関でした。

2本やって、最近メインで使っているBLITZのショックも分解してみたんですがエア抜きだけはまだ慣れません。

てもちに倒立ショックがないので、正立式だけでも手順を確立させたいところです(誰得)

組み上げがどれだけグダったかは動画をみてあげてください

 

分解したときの話でオイルシールうんぬん言っていましたが、ちょっと色々しらべたところ、国内で一般流通しているオイルシールでは適合しないことがわかりました。

ラルグス、BLITZのリアショックのシャフト径が12.5mmで、オイルシールの規格がTC4型の内径12.5mmのものが必要になるんですが・・・国内には無い。

もともと入っているオイルシールはNAKという台湾のメーカーの物が入っていました。

NOKではありません。

ちょっと聞いた話によると、この価格帯の似たようなデザインの車高調はOEM元が同じらしく、使っているシール部品は一緒みたいですね。

つまり少なくともラルグスBLITZはオイルもれたら自己オーバーホールは不可能。

Oリングは調べたら何とかなりそうな感じはしたので、ガス抜けなら自己対応可能ですね。

あとは車高調のショックの中に入れるに相応しいオイルを市販品のなかから見つけられるかどうかといったところです。

 

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ついでに車高調を入れ替えて、試乗もしてきました。

粘度の低いスピンドルオイルを適当にぶちこんだので減衰力が下がって、減衰ダイヤルは大幅にずれましたがスピンドルオイルでもあまり違和感なく乗れてしまいました。

テストの様子の動画もあります(宣伝)↓

 

 

動画でも言った通り、あまり推奨しませんが自分でショックを組みなおす場合はオイルの吟味とガス圧の調整ぐらいしかいじれるところがありませんね。

特にオイルは減衰力を上げようと思って粘度を上げると、温度による粘度変化が大きく出がちなので、街乗りでさっと合わせた減衰ダイヤルが、走り始めると全然合わなくなってしまうというリスクが出てきます。

なのでなるべくVI値が高いオイルを使ってあげれればいいのですが、そうすると市販のフォークオイルやサスペンションオイルだと大体が低粘度のオイルを使わなければいけなくなるので、そこを減衰ダイヤルとガス圧でごまかしきれるかどうか。そして走るに耐える減衰力が出せるかどうかが重要になってきます。

VI値を公表しているオイル屋も少ないので、もはやオイルガチャになってきます。

そうまでして自分でオーバーホールしたいか?っていうのが僕の感想でした。

使っているオイルもわかっていて、オイルも手に入って工具もあるなら安く良い状態の車高調を使えるのでアリっちゃあアリですが、それ以外でする価値は正直微妙です。

30万~のお高い車高調だったら、せっかくのバランスを崩すようなマネをするだけですからね。

とはいえここまで首をつっこんでしまった僕としては、BESTEXのプライマリースプリングの時しかりガチャ要素にも一定の見当をつけつつ着地点を見つけたいと思っています。

BLITZのショックの方が終わったら車高調のオイル交換についてまとめようかなと思います。

あまり推奨はしませんけど、「自分でオーバーホール」で調べてる人も一定数いるみたいなので参考にでもなれば。

ではまた別の記事で。

 

 

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