春の兆しとともに活動意欲も増え、以前より製作していた86BRZ用の逆関節防止メンバーの完成が見えてきました。
写真は25mmオフセットVerです。
ここからもうちょいきれいにしてサビ止めの塗装して終わりにしようと思います。
以前は15mmオフセットの物も製作したし、合わせて2パターンほど作ったので製作が完了したら改めてメンバーづくりのまとめを書きたいと思っていますが、いかんせんまとめ書く書く詐欺師なので、とりあえず2パターン作った所感を書きたいと思います。
15mmの物を作った時は動画化したので、興味ある方は見てあげてください(宣伝)
作業難易度についてですが、15mm<<<25mmくらいの差があります。
15mmの物でも、おそらくシルビア系のメンバーを作るよりも手間がかかると思います。
ギヤボックスの取り付け部分がメンバーの中にあるので、分解する手間がかかります。
そしてどちらもあらかじめ治具を作り、メンバーの外板の溶接をはがし取って、ギヤボックス取り付けのネジ部もはがし取ってオフセットさせることに違いはありませんが、25mmオフセットになるとメインフレームの大幅な加工が必要になるため、工数が飛躍的に上がります。
逆に15mmの物は治具さえあれば、外板とネジ部をちょちょいっと弄ってステアリングギヤボックスをメンバーにピッタリ沿わせるような感じになるので納まりも良くて、作業工数もそれほどかかりません。治具を作る事に工数がかなりかかりますが・・・
また、2021年現在、86BRZ用の切れ角アップナックルでオフセットメンバーが必要になるほどの切れ角を出すナックルがほとんど出回っていないので、需要がかなり低いです。作るだけ手間損かもしれないです。
現状主に出回っているナックルでメンバーを有効活用する場合、ラックの移動量を増やす方向の加工が必要になります。
ただ、このラック移動量増しも86BRZは4.5mmを超えるとラックの歯が足りず、ラックブローのリスクが高まるので、歯切り増しの加工が必要になります。
ここら辺は動画で検証してるのでそっちも是非見てあげてください。
おそらくそこまでの加工は今現在国内で手をだしてるプライベーターはいなそうなので、ますますオフセットメンバーの需要が疑わしいところです・・・
とはいえ、いつか車両価格がもっとお手軽になった時、86BRZユーザーが増えて、切れ角の限界を超えたいと思う人が出てくると思うので、今後もここら辺の研究は続けるつもりです。
あわよくば後進の人たちの道しるべとなりたいいもでした。