1年ぶりの走行からかなり時間が経ってしまいましたが、ようやくまとまった時間がとれたのでBRZのメンテナンスをしました。
やばくなってきていると言われていたフロントのロアアームブッシュです。
若干見づらいですが、かなり亀裂が入っています。
スバル車はBPレガシィのあたりからこういったアーム形状になっていて、ここが駄目だとステアフィールが最悪になる事はわかっていたのですが、まさかこんなに走りに影響するとは思わず、重要性を改めて感じました。
意を決して実家からプレスを持ち出し…
マイホームの物置へ詰め込む事に成功しました。
これからは自宅で圧入作業ができます。あまりやりたくはないですが…
そんな訳で手持ちのピロに打ち替えました。治具が無かったので中々に苦労しました。
ついでに、先輩方のおっしゃるとおりに切れ角アップの弊害としてピロアッパーのナットが干渉してしまって、交差点で突然ピロが緩むという不具合が出るようになってしまったので対策をします。
ピロカラー?ハウジング?を削ってきました。
これで多少振り角を稼げるはずなので、干渉が起きないことを祈ります。
やはり市販品以上の切れ角を求めると色々問題がでてきましたね…
BRZの場合はタイヤハウス狭い問題から切れ角対策が始まりますが、ピロの振り角問題もまた厄介で、アッパーを起こせばキャンバーがたりず、キャンバーをつければピロが干渉する…というジレンマが発生してしまいます。
タイヤの逃げとピロの振り角を稼ぐという部分で、アッパーマウントとロアアームの長さが半強制的に決まってしまうため、キャンバーはナックルと車高調のロアブラケットの部分だけで必要な量を稼がなければいけません。
現状ここまで想定して、これをクリアするようにアッパーマウントやロアブラケットが設計された車高調は少なくとも国産には無いので、86BRZでシルビア並の切れ角を出すなら、アッパーマウントでフォローしてくれるwisefabの様な海外性アングルキットを組むのが一番手っ取り早いですね。
買えればの話になりますが…
とはいえ純正改こそ国内ドリフトの文化かなと思いつつ、供給性と安さではこっちに分があるかなとも思っているので、今後も純正ベースの切れ角アップの研究は続けていきたいと思います。