先日作って(もらった)6山増しのギヤボックスをBRZにつけました。
使っていたギヤボックスも片側1山ずつ切り増しているんですが、見比べるとあからさまに山が多いですね。
今回はラックブッシュも交換しました。STI製の強化ブッシュです。
純正だとたわみが大きくて逆関節の原因になる・・・らしいです。
ほんとはウレタン系のものだったり、リジッドにしてしまった方が逆関節対策単体としては良いのかもしれませんが、切り増ししたラックにダイレクトにストレスがかかるのを防ぐためにあえて強化ブッシュのものをチョイスしました。
これがまあまた非常に面倒で・・・プレスがあったのでなんとかなりましたが、外側が全部ゴムでできているものをブッシュより小さい穴に通さないといけなくて、ちょっとブッシュをやっつけてしまいました。
自分が下手なのが良くないんですが、次回からはウレタン系の物を使うと思います。アレなら失敗しなさそうですし。
交換後の末切り位置です。
今回は6山増しをフルに活かせるラックアダプターがないので暫定の15mm延長ですが、ほぼほぼ片側1回転半、ロックトゥロックで約3回転になりました。
BRZの純正が片側1回転と60度くらいなので120度くらい増えたことになります。
旋回内側(ドリフトでは外側)
旋回外側(ドリフトでは内側)
ラックの移動量が増えたことにより切れ角の絶対量は増えましたが、ガレクリのVer1ナックルでは切れ角の左右差がひろがってしまう状態になりました。
ノーマルからのポン付け前提で、ラックの移動量増しなんて想定してないナックルなので仕方がない部分ではありますが、この切れ角の左右差を解消できればかなりのドリフトアングルに耐える車になりそうです。
末切り時の足回りの状況。
15mm増しでもかなり逆関節気味になってしまっています。一応これでも15mmほどラックが前に出ているんですが・・・
じきにテストはするのでそこではっきりしますが、Ver1ナックルのラック15mm延長でこんな状態なので、やはり片側3山はやりすぎというか、無用の長物になりそうですね。
Ver1でも2山増しで14.5mm、Ver2だとさらに切れるので1山増しの9.5mm増しで必要十分なのかもしれません。
もっとラックが前に出せればまた話が変わってくるんですが、現状でメンバーのボルトとタイロッドが当たりそうになっているので、15mm前出しでもギリギリ、ボルト等を加工してさらに前に出せるようにしても20~25mm前出しが限界の様にみえます。
純正形状の限界が見えてきたように見えますね。
とはいえ今までの86BRZの切れ角の限界よりもかなり超えたところまで切れてきているので、86BRZのドリ車の可能性を少しだけ拓けたのではないかと思っています。
こんな感じのをそのうちどこかのプロショップが展開してくれるでしょう・・・多分・・
週末の杉ノ原が楽しみです。