少し間が空いてしまいましたが、杉ノ原でラック6山増しのテストをしてきました。
結果からいうと、とりあえず無事に走り切れました。
心配していた逆関節も、リア荷重でフルカウンター当たっている分には普通に戻せます。
路面もかなり傷んでた上に途中何回かスピンもしたりして、速度こそさして出ていなかったものの、ラックにはテストとしては十分な負荷がかけられたと思います。
とりあえず走ってすぐにバキっと折れたり曲がったり、タイロッド側で曲がりとかが出るわけではない様です。
ただ、やはり本来の設計から外れた使い方をしていることに間違いはないので、シルビアなどの加工ラック同様、経年使用でダメージが蓄積され、ブローに至るリスクはあると思います。
正直6山増しなんて今の段階では自分も使いきれていないので需要はゼロなんですが、左右1山増しでも同じようなリスクは少なからずあると思います。
テストの方は無事に済んだんですが、走りの中身の方はさんざんでした。
フロントは切れ角があるから多少角度には耐えられるものの、トレッドウェア200のアクセレラは最悪のフィーリングでグリップ感ゼロ。ハンドル切ってもゴニゴニして振り返しの手ごたえが全く分からない状態。
挙句セルフも弱くてカウンターは遅いし、アッカーマンのせいなのかアクセルオンで振り返すと目算よりも内側を走ってしまってラインがずれてしまう・・・
リアはリアで今まで走ってきた史上最高の引っかかり具合で、サイドの一発進入もできない、振り返しはブレーキ入れて前荷重作らないと振り返せない、やけにグリップして浅角では妙に転がってしまうフロントと相まって浅い角度での振り返しができないと最高にストレスフルな仕様となってしまいました。
自分の腕が下手になってきているのもありますが、新しい要素を取り込むので精一杯でマシン自体のセットアップが全然できていない感じです。
唯一良いところだったのはリアのタテのグリップが非常に出ていた事です。
アライではストローク過剰でパワーが食われて前に進まなかった感じがしていましたが、バンプラバーの調整でストローク感と前に出る感覚が良い感じにバランスできたようです。
リアは引っかかりさえなければ今の仕様がすごい好きですね。235のサニューでもスピン防止目的でクラッチ揉んでアクセルで止めようとするとクラッチが滑るくらいグリップします。
リアは多分アライメントかな?と思っています。若干思惑とは違う動きをしますが今までより切れ角はあるからスピンしずらいし、一定の負荷までトーアウト気味で振り出しやすくしてみてもいいかもしれません。
フロントは舵角が増えてもカウンターが間に合わない感が出ているので、とにかくセルフステアがもうちょっとあってほしいのと、真横に走りたいところで内側に入っていってしまうのを改善したいところ。
フロントの解決にはやはり専用ナックルを用意するしかないかなあ・・・と思っているので、今は今後のプランを練っているところです。
そのあたりの改修が済んだらセットアップに専念して、あとはひたすら走って乗り手が慣れる・・・感じにしたいです。来年はもう少し走りたいですね。
・・・と、今回走った杉ノ原ですが、午後から外周全開禁止、1コーナードリフト禁止と去年より走行規制が非常に厳しくなってしまいました。
走行時間も9時半から11時半、13時半から3時半の4時間で、5分ごとに5分休止しないといけないので実質2時間・・・
正直もうダメですね。練習にならなかったです。
懐かしいメンツが集まった走行会だったので、動画も撮ろうかなと思っていたんですが、そんなことやってるとあっという間に枠がなくなってしまうので午前だけで撮影は諦めました。
それでも3周5本走るくらいが限界だったので、5000円でももう走らなくていいかなってレベルです。
僕も最近は夜のバイク騒音に悩まされたりしていますので、興味ない地元住民の皆さんにとってはせっかくの土日の日中が毎週騒音まみれになるのは我慢ならないでしょうね・・・
新潟で走れるスポットはもう間瀬くらいしかなくなってしまいましたが、いかんせん走行料金高め+コース難易度高め+なぜか走行者からも入場料とる(2000円)と気軽に走るにはちと厳しいコースなので、新潟県内にミニサーキットでもできてくれないと県内のドリフト界隈は衰退しそうですね。
僕もしばらく県内で走れる場所が無くなりそうなので、今後は頑張って県外のスポットに行くしかなさそうです。間瀬好きなんですけどね・・・パワーがね・・・
フロントの改修についてはセルフ欲しいんならキャスターつければいいじゃんって話になるんですが、ちょっと思う所あるので別アプローチを考えています。
それはまた別の機会に書きたいと思います。
長くなったので今回はこの辺で。