ナックル製作の要ともいえる、設計用の可変ナックルがようやくある程度形になってきました。
構想自体は何年考えていたかわかりませんが、制作は2か月ほどかかりました・・・長かった・・・
こんな感じで純正位置を基準にショート率とアッカーマンの設定を調整することが出来ます。
ショート率はおよそ40mmまで、アッカーマンはパラレル方向に15mmまで調整することが可能です。
ショート率変更部分の構造をどうするべきかとても悩んだんですが、作業性を意識しすぎてあまりにもゴテゴテした造りにしてしまうとナックルストッパーやロアアームに変に干渉する可能性があるので、シンプルに極太のネジを使った構造にしました。
ショート幅は40mm、アッカーマンは15mmと言いましたが、これで欲しいナックルの寸法が出せるようになるのかは正直バクチです。これ以上調整幅をとることが出来ませんでした。これで足りると良いのですが・・・
先日作ったこの(インチキ)ゲージと組み合わせれば、ジャッキアップ状態でのナックルの寸法だしが可能になります。
これで試作の手間をかなり省略できる・・・はず?
そんなこんなで、メンバー、ラック、アッパーマウントときて、ようやく自分が作りたかった部分の基礎ができあがりました。
ここまでの準備だけで数か月かかっています・・・
本当にナックル開発は大変な作業だとかみしめています。本職の方々すごい・・・
さて、この2つがあればナックルの寸法だしができてしまうのですが、採寸前にBRZを使いたいアライメントに調整しておかなければいけないので、採寸はそれが済んでからです。
その間にナックル加工の素材側の下準備も進めなければいけないし、放電加工用の電極も作らないといけません。
それが済んだら放置しているロアアームの制作も残っています。
先はまだまだまだまだ長い・・・・