先日製作したナックルとほぼ同時期に、時間もあるので自分のナックルもやり直そうと思って自家用車から取り外してきました。
2年くらい前に製作したのですが、走ってみたところ少しフロントが走りすぎな感じが強かったのでアッカーマンを調整します。
というのも、設計してから製作中に思いつきでロアアームの取り付け穴を内側に5mm程補正したのがまさに余計だったわけで、その帳尻合わせにタイロッド部分を作り直します。
自分のナックルの穴加工は肉盛りからの放電加工で穴を新造する手法をとっていたのですが、タイロッド部分の作り直しは切断溶接で行うことにしました。
切断溶接にした理由は性能的な部分では特にありません。
自分の溶接技術が少し上達して、それができるようになったことと、穴埋めからの穴開け直し、純正部分の切除をするよりも切断溶接なら早く終わるからです。
強度的な部分では穴を埋めて放電加工しなおしたほうが信頼性は高いと思います。
切断時に肉盛りしたところの断面を観察してみました。
巣穴もなくよく溶け込んでいると思います。
溶接と一緒に、先日製作したナックルと同様にストラット取り付け穴の位置もずらしました。
このあたりは前回とほぼ一緒の仕様でキャンバー7度程度になる様に補正しています。
前回は電極を少し小さく作りすぎてしまって、加工後にボルトを入れる為の手直しが必要だったのですが、今回は電極も作り直して加工一発でストラットと組み付けられるようになりました。
ついでに錆止めも塗って完成です。
EPSのセルフのあたり始めが弱い感じは、ハイSAIのジャッキアップに負けちゃってるんじゃないかなとなんとなく予想しているのですが、これで改善されるといいですね。
また時間作って組付けに行きます。