いもの部屋

整備士くずれの日々徒然

元整備士が工具について語る【割安工具で整備士1年生セットを組む】

前回の工具トークの記事

 

で、「工具はKTCで十分!」的な話をしたんですが、それでもやっぱり中々いいお値段でそろえるには敷居が高い感じがしますよね。

 

と、いうわけで今回は自分が整備士1年生だったころに持っていた工具セットを割安工具でそろえるとどのくらいでそろえられるか?っていうのを書いてみることにしました。

 

 

 

整備士1年生の頃の工具

 

整備士1年生のころって何もってたんだっけ?っていう12年くらい前の事を思い出しながらリストアップしていきます。多分どこかしら間違えてるかもしれませんがお許しください。

 

まずは会社から支給された工具類。ケミカル類とエアツールは除きます。

支給工具は全部KTCでした。

写真をのせて紹介してこうかとおもったんですが、すさまじいボリュームになって見づらくなりそうなので割愛します。あとで似たようなKTCのセットでもあげときますね。

  • オフセットメガネ8~21mm7本(8,9/10,12/11,13/12,14/14,17/17,19/19,21)
  • ドライバーセット6本(プラスマイナス大中小とスタッビドライバーっていうちっちゃいやつ)
  • スパナ8~17mm4本(8,9/10,12/12,14/14,17)
  • Tレンチ4本(10,12,14、ソケットさせるようになってるやつ)
  • 3/8ソケット10個(8,9,10,11,12,13,14,17,19,21)
  • プラグソケット
  • 3/8ラチェットレンチ
  • ハンマー
  • プラスチックハンマー
  • 割り柄ドライバー
  • スピンナハンドル2本(3/8,1/2)
  • ユニバーサルソケットジョイント
  • 等速ソケットジョイント
  • エクステンションバー2本
  • シックネスゲージ
  • オイルストーン
  • コンビネーションプライヤー
  • ウォーターポンププライヤー
  • ニードルヘッドプライヤー(ラジオペンチ)
  • ニッパー
  • (確か)8mmのヘックスソケット
  • モンキーレンチ

 

・・・・たしかこれぐらいだった様な・・・

今思うとノギス入ってないのになぜかシックネスゲージがあったり、1/2のスピンナはもらえるのにそもそも1/2のソケットはなかったりと謎な部分がある支給工具でした。

 

 

 

実際にはキャビネットもついてきたのでおそらくこんな感じのセットがベースなのでしょう。

定価10万オーバーですか。なるほど。

 

さすがにこれだけだとちょっと仕事がスムーズにいかない部分があったので、自費で買い足したものが以下のリストです。

  • ノギス
  • 3/8ディープソケット(8,10,12,14)
  • 1/2ソケット(14,17,19,21,22,224,27,30,32)
  • 1/2インパクトソケット(17,19,21)
  • 3/8ラウンドラチェットレンチ2本(KTCのよりも大きいのと小さいの)
  • 1/2ブレーカーバー
  • ソケットドライバー(ほそいマイナスドライバー)
  • トルクレンチ(主にホイールナットを締める用)

うーんおそらくこんなところです。

正直他にストレートのメガネセットとか、1/4のラチェットセットとか、作業照明とかも買ったんですが、支給工具で事足りそうな物が多いので割愛します。

 

ひとまずブレーキパッドとかタイヤ溝とか測るのにノギスは必須だし、インパクトレンチを使うのに1/2ソケットが必要、足回り整備なんかで力がいる時に1/2ソケットを回す用のブレーカーバーも必要、KTCのラチェットは首振りが無いから不便なので別途ラチェットが必要、なんかめくったりとか細かい作業するときにこじって使ったりしてもいい細いマイナスドライバーも必要なので買いましたって感じです。

この追加分でも有名どころのメーカーでそろえるとなかなかいい金額になります。10万円はいかないかな?といったところです。

この他にオイルフィルターのレンチとか、オイル受けやパーツトレイなんかも実際の整備には必要になってきますが・・・今は割愛して、ハンドツールだけの話をします。

 

廉価メーカー:アストロプロダクツで構成を考える

個人的ピックアップリスト

かなり長い前振りとなりましたが、もっと安いとこでそろえたらいくらぐらいになるの?という話をします。

前にも話しましたが、週に1回使うかどうか位の使用ペースであれば、自分は廉価メーカーの工具でも十分だと思っています。

検討先は有名廉価メーカーのアストロプロダクツ

セットでちょうどいいのがあればよかったのですが、イマイチ足りてない部分があったりしたので各々リストアップしました。(めっちゃ大変でした)

支給工具で余計な物は削除して上で、エアツールが使えない環境を想定してピックアップしてみました。

なんだか商品リンクを羅列するとすごく見づらそうなので自分がアストロのHPでお気に入り登録したリストを画像で記載することにしました。

 

 

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しめて49333円の構成です。

チョイスのポイントとしては

  • Tレンチは慣れないと持つタイミングがわからなさそうなので削除
  • プラグソケットは最近は14mmのもでてきたので14,16mmと2つに変更
  • 等速ジョイント、シックネスゲージ、オイルストーンはひとまず削除
  • ラチェットハンドルは3/8で大きめのやつとちっちゃめのやつ2つを用意
  • 六角もソケットタイプでそろえた
  • エアインパクトがないこと想定だが、1/2ブレーカー用にインパクト用で1/2ソケットを準備
  • 十字レンチを一応追加
  • タガネドライバーはAPにないのでヴェッセルのものを適用
  • APは普通のスパナがないみたいなので応急用として薄口スパナで対応

といった所です。

また、このリストには工具箱などの収納は加味していませんので予算はプラス1万円くらいみておけばいいと思います。

だいたいこのくらいそろえておけばベルト交換やブレーキの分解、オイルバケットがあればオイル交換、足回りのアーム交換くらいはできるようになるはずです。

 

KTCクラスでそろえた場合より4万円前後安くできると思います。

 

もうすこし予算があるなら追加で8~14mmのディープソケットやスナップリングプライヤーを用意するとさらに便利です。

 

 

もしアストロのセットからはじめるなら・・・?

いややっぱりリストアップして買うのめんどくさいよ。セットである程度そろうのない?って方の場合、アストロなら83点組のツールセットをベースにすると良いかなとおもいます。

個人的に余計かなと思う工具も混じっていますが、先ほどのリストの3/8の手持ち工具類はほぼカバーしつつ、あったら便利なものも入っています。

しかし、タイヤを外したり、足回りを整備したりするときに必要なサイズのソケットやブレーカーバー、レンチなどが入っていないのが個人的には自動車整備には向いていないかなと思う点です。

このセットをベースにするのであれば追加で17,19,21あたりのソケットやメガネレンチ、十字レンチ等々をそろえた方が良いです。

 

最初に個人的ピックアップリストを書いておいてなんですが、こっちのほうが最初のリストよりもやや安上がりになるかもしれません。

 

 

 

アストロ以外で良さげな通販工具セット

今回の記事を書くのにアストロのセットよりももっと自分好みの工具セットがないかなーと思って色々探してみた結果、追加で買わないといけないものもあるけどハズレ工具が少ないし、これいいんじゃない?って思ったセットがあったので一応紹介しておきます。

 

藤原産業株式会社の133点セットです。

APのセットよりも若干値段が上がりますが、

  • 高い分、工具点数が増えたがその増えた工具ラインナップが良い。ソケットとビットが増えたのがめっちゃ使うところだからうれしい
  • オフセットメガネがある
  • 個人的に嫌いなコンビレンチは片側が板ラチェになってるのでまあ使える

 

良いんじゃない?って言っておきながら使用したことはないので耐久性等の使用感を確かめられていないのが難点です。

 

これにウォーターポンププライヤーや足回り整備用の工具を買い足しても良いかな?というのが自分の考えです。

 

 

 

 

まとめ

今回整備士1年生クラスの工具セットを3パターンほど提案しましたが、自分の見積もりでは廉価工具でも予算はおよそ6万円前後です。

なかなか気軽に払える金額とは言えませんが、日常的なメンテナンスと車検2回分くらいのメンテナンスをこなせばその分かかるはずだった工賃で十分元はとれるかと思います。

オイル交換だったりするにしてもまだ必要な物があったり、ケミカル類をそろえないといけなかったりで自家整備をするには実際はもう少しイニシャルコストがかかりますが・・・それはまたおいおいの話ということで。

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